ウィットねじ規格

このページではイギリス発祥のインチねじ規格である
ウィットねじについて記載しております。

ウィットねじ
規格寸法表

ウィットねじ規格寸法表がダウンロード可能です

呼びサイズ 呼び経
(mm)
ねじ山数
(25.4mmにつき)
ピッチ
ミリ換算
ひっかかり
の高さ(mm)
W1/4 6.35 20 1.27 0.813
W5/16 7.94 18 1.41 0.904
W3/8 9.53 16 1.59 1.016
W7/16 11.11 14 1.81 1.162
W1/2 12.7 12 2.12 1.355
W9/16 14.29 12 2.12 1.355
W5/8 15.88 11 2.31 1.479
W3/4 19.05 10 2.54 1.626
W7/8 22.23 9 2.82 1.807
W1 25.4 8 3.18 2.033
W1-1/8 28.58 7 3.63 2.323
W1-1/4 31.75 7 3.63 2.323
W1-3/8 34.93 6 4.23 2.711
W1-1/2 38.1 6 4.23 2.711
W1-5/8 41.28 5 5.08 3.253
W1-3/4 44.45 5 5.08 3.253
W1-7/8 47.63 4-1/2 5.64 3.614
W2 50.8 4-1/2 5.64 3.614
W2-1/4 57.15 4 6.35 4.066
W2-1/2 63.5 4 6.35 4.066
W2-3/4 69.85 3-1/2 7.26 4.647
W3 76.2 3-1/2 7.26 4.647
W3-1/4 82.55 3-1/4 7.82 5.004
W3-1/2 88.9 3-1/4 7.82 5.004
W3-3/4 92.25 3 8.47 5.421
W4 101.6 3 8.47 5.421
W5 127 2-3/4 9.24 5.914

※各数値は全て参考値です。万一トラブルが起きても当社では責任を負う事は出来ません

ウィットねじに
ついて

ウィットねじとは19世紀にイギリスで生まれたインチ規格のねじです。最大の特徴はねじ山の角度が55度に設計されている点にあり、60度を採用するユニファイねじやメートルねじとは形状が異なります。この55度という独特の山角はウィットねじを識別する重要なポイントであり、古い機械や英国製設備を扱う際には理解しておく必要があります。

ウィットねじはインチ表記で管理され、太さやピッチをミリではなくインチで表します。代表的な区分として、並目を意味するBSWと細目を意味するBSFがあり、これらはユニファイねじのUNCやUNFに似た役割を持っています。ただし、山角が異なるため互換性はなく、同じような表記であっても混用するとねじ山の損傷や締結不良を引き起こす原因となります。

現在、ウィットねじは家電や建築金物、自動車、量産機械といった一般的な製品分野ではほとんど使われていません。新しく設計される製品で採用されることは実務上ほぼありません。

一方で例外となるのが配管分野です。水・空気・油・ガスなどを通す配管ではウィットねじ系であるBSP(配管用ウィットねじ)が現在も現役で使われています。油圧機器や空圧機器、建設機械、工場設備、船舶などでは今でもBSP指定が一般的に存在しております。

また、古い英国製機械や鉄道設備、クラシックカーやバイクといった分野では当時の規格を維持するためにウィットねじが使われ続けています。これは新品向けの需要ではなく、修理や保守のために必要とされるものですが代替が難しいため今後も完全になくなることはありません。さらにカメラ三脚の1/4インチや3/8インチねじのように歴史的な互換性を理由として現在まで残っている用途もあります。

現場では「なぜか締まらない」といった場面で実はウィットねじが使われていたと判明するケースも少なくありません。山角や単位、互換性がメートルねじやユニファイねじと根本的に異なるため、締結の精度や安全性を確保するには対象の機械がどのねじ規格を採用しているかを事前に把握することが重要です。

OTHER UNIT CONVERSION

その他のねじ規格寸法表